アルベルティーネの研究室


 

 アルベルティーネは、パソコンに向かって何やら黙々と作業をしている。

 その後ろからディスプレイを覗き込み、僕は彼女に声を掛けた。

 「あの、何してるんですか……?」

 「お、ちょうどいい所に。資金難を乗り切るために、これを売ろうかと思ってな」

 プリンタのような機械から、ウィィィンと一枚のカードが出てくる。

 「どうだ! ローゼンクロイツ研究所特製テレホンカードだ!!」

 「テ、テレホンカード……? そんなの、約十年ぶりに見ましたよ」

 僕は、そのカードを渡され意見を求められた。

 しかも表面に印刷されているのは、野原のど真ん中に建つローゼンクロイツ研究所の写真――

 「あの…… なんで、研究所の全景なんですか? アルベルティーネさんが写ってた方がまだ売れると思いますが……」

 「恥ずかしいだろうが、そんなの」

 アルベルティーネはそう言い捨てると、急に話を変えた。

 「そうだ、先月分の 投資金が確定したぞ。7月分の収入は、4,223円だ。実にありがたい……」

 「約4000円ですか。で、何を買ったんです?」

 「ああ、電動歯ブラシだ」

 あっさりと告げるアルベルティーネ。

 

 電動歯ブラシ……?

 4000円のものという事は、安物でも高級品でもないごく普通のタイプだろう。

 ひょっとして、単に生活用品が欲しかったのか?

 「……はぁ、そうですか」

 僕の気の抜けた返事で、この話は終わった。

 どうやら、今回の収入はアルベルティーネの個人的な物品購入に使われたらしい。

 こうして、この日の夜は過ぎた。

 

 

 翌日――

 僕は、洗面台の前でしゃかしゃかと歯を磨いていた。

 口をゆすぎ、うがいをして――ふと、鏡に小さな影がしゅしゅしゅと接近してくるのが映る。

 この大きさは、アルベルティーネ……?

 「ん……?」

 僕が振り返ろうとした瞬間、天井からマジックハンドのようなものがウィーンと伸びてきた。

 「ちょ、ちょっと……!」

 それは、僕の両腕をがっしりと掴んで真上に引き上げる。

 吊るされるとまではいかず足は床に着いているものの、動きはほとんど封じられた状態――

 

 「歯磨きか―― ところで、ここはちゃんと磨いているか?」

 背後から聞こえる、アルベルティーネの意地悪げな声。

 同時に彼女は、背後からぴとっとくっ付いてきた。

 そのまま後ろから僕のズボンに手を伸ばし、下着とまとめて一気に下ろしてくる。

 「ちょ……! 朝から、何を……!」

 僕の抗議には耳を貸さず、アルベルティーネは縮こまった股間に視線をやって目を細めた。

 「汚れていそうだな…… 仕方ない、私が磨いてやるか」

 嗜虐に満ちた笑みを浮かべながら、アルベルティーネは例の電動歯ブラシを取り出す。

 そして、その毛先にたっぷりとボディーソープを垂らした。

 磨くって、まさか――

 

 「じゃあ、汚れを落としてやるか。隅々まで、丁寧にな……」

 背後から抱き込むように、僕の股間に向かってアルベルティーネの両腕が伸びる。

 左手はペニスの根元で角度を整え、右手には電動歯ブラシを持って――

 まだ振動のスイッチを入れないまま、彼女はサオに歯ブラシを這わせてきた。

 ボディーソープでヌルヌルの毛先で、表面がにゅるにゅると擦られる。

 「あ…… くすぐったい……!」

 サオの表面にぬるぬるとブラシが這い、僕はくすぐったさに悶える。

 隅々まで汚れを落とすように、アルベルティーネはしゃかしゃかと歯ブラシを動かした。

 ボディーソープが徐々に泡立ち始め、たちまち僕のペニスは泡まみれとなる。

 

 歯ブラシが泡だらけになるのは、特に違和感がない。

 しかし泡まみれにされて磨かれているのは、僕の最も敏感で恥ずかしい部分。

 生意気で可愛い少女に、歯磨きに見立ててペニスを磨かれる――そんな状況に、興奮しないはずがなかった。

 むくむくと、泡まみれのペニスが膨張を始めていく。

 

 「おや……? どうした? 気持ちよくなったのか?」

 アルベルティーネはニヤニヤと笑いながら、縦横無尽に歯ブラシを這わせた。

 左手で巧みに角度を変えながら、隅々まで丹念に――

 しかし、意図的に亀頭部分は触れてこない。

 「腕が疲れたな。じゃあ、そろそろ――」

 不意に、アルベルティーネは嗜虐に満ちた目で僕を見上げた。

 パンパンに張った亀頭表面ににゅるりとブラシを押し当て、そのままスイッチを――

 

 ブゥ〜〜〜〜〜ン……

 

 「あ……! うぁ……!」

 唐突に、敏感な部分に襲ってくる振動。

 みるみる腰の力が抜け、足がガクガクと震える。

 にゅるにゅるにゅるにゅると小刻みな振動愛撫に加え、ペニス全体にも振動が伝わってきた。

 独特の刺激に、僕のペニスはぴこんぴこんと脈動する。

 「こら、逃げるな」

 アルベルティーネは左手でサオをしっかりと掴み、亀頭に電動歯ブラシを押し当ててきた。

 その甘い振動が僕の腰を揺さぶり、快感を強引に引きずり出す。

 「振動による性感というのは独特だ。自分がみるみる昇り詰めていくのが分かるだろう?」

 ペニスに電気歯ブラシを押し当てたまま、アルベルティーネは僕の顔を見上げる。

 その目線は、完全に僕を苛めているものだった。

 

 「あ、あああ……」

 まさに、アルベルティーネの言った通り。

 振動がペニス全体にじわじわと侵食し、徐々に全身が快感で満たされていく。

 そしてダムが決壊するように、快感が許容量を超えようとしている。

 白い渦にも似た感覚が、じわじわと押し上げられていく――

 「あ、だめ……! もう……!」

 断末魔の悲鳴を上げ、そして僕は達した。

 どくん、どくん、どくん……

 ペニスがどくどくと脈動し、精液が飛び散る。

 こんな少女に電動歯ブラシをペニスに押し当てられ、そのまま射精に導かれる――

 たまらない屈辱と快感に、僕は身をよじらせ続けた。

 

 「おや、どうした……? 白いのがいっぱい漏れてきたじゃないか。ここもキレイにしてやらねばな」

 アルベルティーネはニヤニヤと笑いながら、今度は尿道口を歯ブラシで優しく撫でてくる。

 泡がにゅるにゅると表面を滑り、その振動が敏感な部分を激しく刺激した。

 「あ……! あ……! ああ……」

 僕は身体を揺すり、その快感に酔う。

 もはやそれはペニスの洗浄ではなく、完全な愛撫だった。

 敏感な先端をたっぷりと嫐られ、微細な振動で揺さぶられ――

 

 「ふふ…… くびれの部分はどうだ? ここも汚れが溜まっているだろう?」

 アルベルティーネは、今度はカリの部分を電動歯ブラシで撫でてくる。

 先程のように一箇所に押し当てず、くるくるとカリの周囲をなぞって――

 「ずいぶん汚れているな。ちゃんと磨いてやるから、身を委ねるがいい」

 「あ、あ……!」

 その振動に翻弄され、僕は表情を緩ませきっていた。

 ねっとりと快感を塗りつけながら、カリの周囲をぐるぐる回転するブラシ。

 たまにその動きが止まり、丹念にミゾをほじくられる。

 そんな甘い刺激に、僕は早くも二度目の限界を迎えようとしていた。

 「どうした、そんな切なそうな顔をして…… もしかして、また漏らしてしまいそうなのか?」

 悶える僕を見上げ、にやっと笑うアルベルティーネ。

 その嗜虐に満ちた目が、最後のスイッチとなった。

 「うぁッ……! あ、あああぁぁ……!」

 びゅるっ、びゅるっ、びゅるっ……

 くびれの部分をしゃかしゃかと磨かれながら、僕は射精する。

 泡まみれの尿道口から断続的に精液が飛び散り、ねっとりと床を汚してしまった。

 

 「やれやれ、せっかく磨いているのに次から次と汚しおって……」

 アルベルティーネはカリを責めていた手を止め、電動歯ブラシの先端を裏筋に押し当てた。

 「最も敏感な部分を嫐ってやる。このまま、一方的にイかされるんだな」

 ぶぅ〜〜〜〜〜ん……

 裏筋の部分を、重く細かい振動が襲う。

 じわじわと押し上げられ、昇り詰めていくような快感。

 「う…… ああぁ……!」

 身体をよじって逃れようとも、アルベルティーネの左手は僕のペニスをしっかりと捕らえていた。

 このまま強制的に快感を与えられ、なすすべもなく精を噴き上げる――

 

 「あ、あぁ…… うぅぅぅぅッ!」

 びゅるびゅる、びゅる……

 たちまち、尿道口から精液が噴き出した。

 二度目の射精から、ほとんど時間が経っていない。

 短時間に三度も射精させた事で、アルベルティーネは満足したようだ。

 

 「振動による射精というのは、強制的にイかされたという感覚が強いだろう?」

 アルベルティーネはくすくすと笑いながら、やっと電動歯ブラシのスイッチを切った。

 同時にマジックハンドによる腕の拘束が解かれ、僕はヘナヘナとその場にへたり込む。

 ペニスは泡だらけで、床には僕が三度に渡って吐き出した精液が飛び散っていた。

 

 「さぁ、次は何を買おうかな……? 搾精設備も整えたいしな〜」

 電動歯ブラシを水道水でゆすぎながら、機嫌良さそうに鼻歌を歌うアルベルティーネ。

 今度は、一体何で搾られるんだろうか。

 恐れおののくと共に、それを期待している僕がいたのだった。

 

 

 



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