アルベルティーネの研究室


 

 「では、お勧めのオナホールを紹介してみようか」

 アルベルティーネは、指示棒をパチンと伸ばした。

 「その前に、注意点を一つ。このページでの商品紹介リンクから店のトップに飛んで購入しても、当研究所に投資をしたことにはならんのだ」

 「はぁ、いろいろややこしいんですね……」

 「何箇所かに設置された以下のバナー(看板)から入店して購入しないと、当研究所への投資にはならんのだ」

 

 

 

 「そういう訳でな…… ここから下の製品紹介リンクから入店して購入しても、残念ながら当企画には無関係なのだ。

  同じショップからの抜粋だから、上のバナーから入っても同じ商品があるぞ。では本題に入ろうか――」

 アルベルティーネは、軽く息を吐いた。

 「先程も言った通り、値段と質は必ずしも正比例しない。そして、オナホールが合うか合わないかの個人差もある。

  そんな中、安定してお勧めできるのがこれだ」

 

 TOKYO名器物語

 

 「値段は4500円と非常にリーズナブルで、かつ愛好者達の間でも非常に評判が良い。

  締め付けはやや弱めだが、ペニスにじっくりと絡み付くヒダの感触が味わえる逸品だな」

 「なるほど…… 見た目はスタンダードですけど、良いものなんですね」

 「通にオナホールベスト5を訊ねれば、ほとんどの人が1位〜5位には入る……そんな優良ホールだ」

 「スダンダード、かつ低価格で優良なんですね」

 「そして、このTOKYO名器物語とよく比較されるのがコレだ」

 

 ニュー極上中身

 

 「12,000円と少し高めだが、その吸着力には定評があるぞ。

  ちゅるちゅるとペニス全体を吸いつかれ、亀頭をヒダで嫐られてそのまま発射に導かれてしまう逸品だ」

 「そんなに凄いんですか……」

 「この吸着力の虜になった者も数多い。定番でありながら、超優良品。

  12,000円という価格に躊躇してしまうかもしれんが、それ以上の価値は十分にある超優良ホールなのだ」

 「なるほど。ヒダも多くて、凄そう……」

 「次に紹介するのは、コレだ」

 

 男性用本格スーパーオナマシーン SOMメンズロケットタイプ
 男性用本格スーパーオナマシーン プチSOM

 

 「こ、これは……」

 「まさに自動搾精機ともいえるな。コレの恐ろしいところは、自動的にヌかれてしまうというところだ。

  強制的に延々と搾精される快感がリアルで味わえるという、まさに夢のようなマシーンなのだよ!!」

 「でも、モノはいいんですか? 見た目が大層なだけで、全然気持ちよくないとか……」

 「こればっかりは、購入者の声を見てもらうしかないな」

 

 男性用本格スーパーオナマシーン SOMメンズロケットタイプ
 男性用本格スーパーオナマシーン プチSOM
 男性用本格スーパーオナマシーン プチSOM

 

 「す、凄そう……」

 「オナホ業界には『電動に名品なし』という格言があったが、それを過去のものにしてしまった逸品だ。

  なお、故障してしまった場合はメーカーで無償修理までしてもらえるぞ。これはSOMシリーズの公式サイトだな」

 

 SOM公式サイト

 

 「愛好者も数多く存在し、愛好サイトもいくつか存在しているようだ。

  このSOMの登場で、男性オナニー業界に激震が走ったともいえるだろうな」

 「どんな業界なんですか、それ?」

 アルベルティーネは、僕の質問を無視した。

 「値段は、SOMメンズロケットタイプが36,000円。プチSOMは20,160円になるな」

 「流石に、簡単に手を出せる価格じゃないですね……」

 「実際に使用した後も、『これは高い!』とか言っていられるかな? ふふふ……」

 アルベルティーネは、意地悪げに笑った。

 

 「さて、紹介はこんなところか」

 「あれ? これだけなんですか?」

 「愛好家達の評判も極めて良い逸品だけを厳選したからな。あまり沢山紹介しても仕方がないし」

 「まあそうですね」

 「最後にお決まりの文句を言っておくが、購入はあくまで自己責任でな。

  『ダメだった!』とか、『気持ちよくない!』とか言われても、私は責任を取る事ができない。

  だからと言って、この『自己責任』を隠れミノにして適当な紹介をしたつもりはないが」

 「あくまで、お約束の断りなんですね」

 「うむ。ここで紹介したのはオナホールは、私が自信を持って勧められるモノばかりだ。

  そういう訳で、この紹介コーナーもひとまずは終わりだな」

 アルベルティーネは白衣を翻し、ひらひらと腕を振った。

 「それでは諸君、実りのあるオナホライフを!!」

 


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